「どう思われているんだろう?」が気にならなくなる方法

「相手からどう思われているんだろう?」が気になってしまう時、それに対する解決法は

「相手からどう思われているかを気にしない自分になること」です


でも「気にしないようにしよう」と思っても、どうしても気になってしまいますよね


この件に限らず他のことでもそうですが「やめる」というのはなかなか難しいことです

でも「やめよう」とするのではなく、代わりに他のことをするのであれば、意外とできたりします


「相手からどう思われるか」を気にする代わりに、何をすれば良いのか、ご説明しますね




「相手からどう思われているか?」を気にしているというのは

「外側(相手)から自分に向かう矢印」に意識が行っている状態です


相手から自分に向かう矢印、それが

好きの矢印なのか?

嫌いの矢印なのか?

見下されているのか?

バカにされているのか?

誤解されているのか?

理解してもらっているのか?

評価してもらえているのか?

評価してもらえていないのか?

いろんな可能性のある矢印が自分に向かって来ているのに、それを気にしないでおこうというのは、ほぼ無理です


そして「矢印の種類さえ見極めれば対処できるんじゃないか?」と思って矢印にますます注目してしまいます

ますます注目するとますます存在感は増します


矢印を気にして、相手の一挙手一投足に一喜一憂したり、びくびくと顔色を伺うばかりになったり

勝手に矢印の種類をあれこれ想像したり

正直に自分を表現できなくなって、余計に関係がこじれたりする場合もあります


「気にしない気にしない」と思っても矢印が存在している限りは無理なんです

それに矢印は消そうとしても消えてくれません


消えないのであれば、矢印の方向を変えてしまえばいいんです


矢印の方向を「相手から自分」ではなく、「自分から相手」に向ければ良いのです



「相手が私をどう思うか?」ではなく

「私は相手に対してどういう思いを持つのか?」に意識を向けるのです


ちなみにここで相手に対して見下すような思いや意地悪など、「愛のない思い」で相手を見てしまうと上手くいきません

自分が「愛のない思い」を持つたびに、逆に意識がどんどん「相手から自分に向かう矢印」の方に引き寄せられてしまうようになっているからです(どうしてそうなるかは、長くなるのでまた違う機会に詳しく書きますね)

これでは逆効果です

しかもこれは「引力によって物が落ちる」のような「そういう仕組みになってるもの」なのでどうすることもできません



矢印を気にしない自分になるためには「自分から相手に向かう矢印」は「愛ある思い」である必要があります

「愛ある思い」というのは大袈裟なことではなくてただシンプルに

思いやりのある思い

相手を認める思い

信頼する思い

感謝の思い

受け入れる思い

といったようなことです


このような思いが自分から溢れている時、私たちの心は落ち着いて、満たされて、自信を持ってそこに存在していられますので、相手から自分に向かう矢印は全く気にせずにいられます


「自分は愛のある思いを相手に向けているのにそれでも気になります!」というのはあり得ません

それは「愛ある思い」と見せかけた「こっちは愛してるんだから、あなたも返してよね」という取引のためのアピールであったりするはずです

結局は「返してよね」という自分に向けられた矢印の方を気にしています


「自分から相手への矢印」が「愛ある思い」であれば、相手をコントロールしたいとか、相手から何かを奪おうとはせず、ただ、与えるのみで満たされているので、相手からの矢印は気になりません



こういう風に想像してみるのもわかりやすいかも知れません

自分が太陽になって、全ての方向に対して「愛ある思い」の光を発している、輝いている

太陽は光の真ん中にいるので、飛んでくる矢印は見えませんし、飛んできても勝手に燃え尽きてしまいます



これが唯一の「相手からどう思われているんだろう?」が本当に気にならなくなる方法です





人からどう思われているかが気になって自分を苦しめ始めたら、「どう思われているんだろう?」という答えの出ない問題に悩む代わりに「私の方は相手に対して今、どういう思いを抱いていいるんだろう?」ということの方に意識を向けてみてくださいね


それが「愛ある思い」であれば、今すぐその苦しさからは逃れられるはずです








とはいえ、まあそれが上手く出来るときばかりではないですよね


同じ人に対しても、昨日はできていたのに今日は全くできないとか、この人にはできやすいけど、この人にはできにくいとか、いろんな状況もあると思います


心掛けているときは出来るけど、ちょっと気を抜くとすぐにまたこっちに向かう矢印の方を気にしちゃってるということもあります


どんなことでもそうですか、自分に厳しくしすぎず、「ちょっと心がけてみよう」くらいの軽い気持ちで試してみてくださいね


こういう心の持ちようって、心掛けていると筋トレのように鍛えられていくものです

1日で筋肉は付きませんが、コツコツやってるとちゃんと強められていきます





Dolce fer Niente by Nana

1999年にNYのダンス学校に留学、パフォーマーとしてNYで活動 2002年より「アコースインミラクルズ(奇跡のコース)」を学び ヒーリングセンターCRSにてカウンセラー、講師として活動、2015年に帰国 ブログタイトル”Dolce fer Niente"はイタリア語で「何もしないことの甘さ」 何もしないで満たされた時間を過ごせる、心の余裕を目指します

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