点と点は繋がるけど、どれが点だったかは後にならないとわからない
スティーブ・ジョブズのスタンフォード大学でのスピーチはみなさんご存知だと思います
もし、見ていない方はこちら↓
(「点と点」はスピーチの最初に語られたテーマですが、後半も素晴らしいので最後までご覧くださいね)
さて、今日はジョブズのスピーチについて書きたいわけではなくて私の「点と点」の話を
その昔、ニューヨークに行こうと決心をした私は、資金を貯めるためにそれまでやっていたダンスやパフォーマンスを一切やめて、ただお金を貯めるためだけにバイトだけをしていました
お金を貯めるのが目標の日々なので、無駄遣いは一切なしです
服も買わない
友達とのお出かけも基本的にはなし
ところがあるとき怪我をしてしまって
治るまで働けなくなってしまったんです
右の肩甲骨にヒビが入って、右腕が動かせなくなってしまったんです
毎日毎日、なーんにもすることがありません(というかできません)
仕方がないので、レンタルビデオを借りてきて映画三昧、読書三昧
そして、当時はまだ瞑想なんかも知りませんでしたが
ぼんやりと物思いにふけったり
自分のことや、その他いろんなことについて見つめ直すという
今振り返ってみれば「リトリート」と呼べるような数ヶ月を過ごしたのでした
その時に
心が動かされたり
何かにふと気づきかけるというか、何かがわかりそうな感じがしたりして
でもわからない
そんな経験をたくさんしました
今、何かがわかりかけた気がする・・・
けど、やっぱりよくわからないや。って感じの
ヒビって、ぽきっと折れた骨折より、治りが遅いらしいです
ぽきっと折れた時に骨がくっつこうとして分泌する何かが、ヒビくらいだと分泌されないらしくて
しかも私の場合は肩甲骨の、腕と接している関節のところにヒビがあったため、動かせるようになるまでにかなり時間がかかりました
ぼんやりと、時間がすぎていきます
仕方ないのでまた映画、本、そしてぼんやり
そしてそれから数年後に、私は奇跡のコースと出会うわけです
出会ってすぐに、私は数々の気づきの渦の中に放り込まれたので、そのエピソードを知っている方(とか「パラダイス」を読んでくださった方)は
「なんでそんなにすぐにいろんな気づきが起こったの?」と聞いてくださるのですが
実はこれが、私の「点と点」だったんです
あの療養生活中に重ねた
何かがわかりかけたけど、なんだろう?
そのうやむやな点が
コースに出会って一気にバババババっと繋がった感じ
だから、急に気づきがいっぱいやってきたように見えるけど
実は来たのではなくて
繋がっただけだったんですね
そしてそれがあったから
学び始めてからそんなに経たないうちに
クラスで教えさせていただいたりすることができたのです
(お金貯めなきゃいけないのに。怪我しちゃって)と
療養中の私は焦っていたし、とてもがっかりしていたのだけど
結果的に、あの数ヶ月があったおかげで
後に急速にコースの基礎を吸収することができたのでした
後にそうなるなんてこと、療養当時は知らなかったわけですが
本当に、どの点と点が後でどう繋がってどうなるかは、後にならないとわからないものです
後でどう、というのはわからないけど
でも今の私たちにできることは
目の前に現れている点に対して
こんなことしても役に立たないとか
お金にならないとか
人から認められないとか
恥ずかしいとか
時間の無駄とか
この歳で今さらとか
そんなつまらないジャッジで邪険にせずに
とにかく、拾ってみることだと思います
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